- ワンエク貸切で開催した海BOUZのOBダイビング
- 福岡・玄界灘の海中事情と深刻な温暖化の影
- 圧倒的な没入感!自然を直に感じるダイビングの魅力
1. 恒例のOBダイビングとワンエク

海の日はダイビングに行ってきました。
毎年、海の日は海BOUZ(大学時代に所属していた、スキューバダイビングのサークル)でOBダイビングを企画することにしていて、今回で3回目でした。
3回やれば、大体の企画は続いていくものなので、少し参加者は減ってしまったものの、ひとまず安心といったところである。
使わせていただいている船は、いまや日本にその名を響かせる「WONDER SEA EXPLORE」こと、通称「ワンエク」である。
久しぶりにHPを見たが、なんだか凄い。
オーナーであり、兄貴分である木村さんとは出会ってから10年以上たつが、ほんとに規模がドンドンでかくなっている。
出会った当時は、大橋に小さなショップがあって、糸島に中古の牡蠣船を改造した小さな船があった(それでも凄いことだった)。それが、いまでは大海を自由に駆け回るクルーズ船である。
そんな船を、毎年、祝日に貸し切りにさせて頂いてるのは非常に光栄なことだ。しかも、普段乗せることないであろうブランクダイバーで溢れる。トカラ列島と比較すれば大したことはないけれど、玄界灘のドリフトダイビングも簡単なダイビングとはとてもではないが言えない。安全に終われますようにと、少しハラハラしながら潜っている。
2. 福岡の海事情と見え隠れする温暖化
福岡ではダイビングというスポーツはあまり知られていない。海に面した都会なので、流行ってもいいと思うのだけれど、ダイビングスポットがあまりないせいだと思う。SUNSは糸島でホームダイビングをしていたが、それも今年で終了してしまったし、結局のところ志賀島だけである。志賀島はさほど楽しくない。特に初心者であれば、沖縄以外でダイビングしても楽しいと感じることは難しい。
そもそもダイビングは絶望的に映えない。人間はウェットスーツとマスクを装着して、化粧もプロポーションも意味ないし、きれいな水中写真を撮るのは相当な技術と道具がいる。1回のダイビングはそれなりにコストがかかる。不景気の世の中をタイパを大事に生きていきたい若者には流行らないのが現状だ。
そんなこんなで、「福岡でダイビングしてます」と話すと、「福岡でダイビングなんてできるの?」と帰ってくるのが殆どである。しかも、玄界灘は楽しい。魚の量がなんといっても多い。日本海でありながら温帯であるという少し複雑な環境が独特の景色を作り出す。
と、思っていたのだが、今回のダイビングで、地球温暖化による環境の変化を思い知らされることとなった。多くのソフトコーラルは焼けてしまい、綺麗ではあるが見慣れない南方系ホンダワラが森を作っていた。岩底を覆うほどたくさん見られていたキンギョハナダイの稚魚たちはいなくなり、成魚ばかりであった。来年には元に戻っているかもしれないが、可能性は低いと思われる。最近は陸上では異常気象が通常になってきているほど変化しており、海中もその影響から逃れることはできないのは当たり前だ。
3. 玄界灘の生き物とGoProデビュー
とはいえ、生き物の種類は大きくは変わっていなかった。壁のように大きな群れを作るイサキや、イワシを追いかけるカンパチやヒラマサ、サクラダイ、大人のキンギョハナダイ、マダイにイシダイ、ネンブツダイどこを見ても可愛い魚たちがいっぱいいた。
ヒゲダイのつがいもいたけれど、もしかしたらこれは南方系かもしれない。昔、甑島で一度見た記憶があるけれど、玄界灘にいただろうか。
最近、perplexityで流れてきたニュースでも、海中の温暖化は深刻だという研究が取沙汰されていた。世界のサンゴの85%に白化現象が起きているそうである。本当に大丈夫なのかと思うような数字である。
今回のダイビングで、はじめてGoProを水中に持っていった。去年のダイビングのあとに、子供でも使えるビデオカメラをと思って買ったけれど、正直なところあまり使い道がなかった。子供を撮るなら、もっとそれ用のハンディがいいと思う。というか、殆どがスマホで事足りる時代なのである。しかし、スマホを海の中に持っていくのはリスクが高い。やっと本領を発揮できた。画質も音質も問題ないように思う。せっかくなので、YouTubeに動画を上げてみた。編集もほとんどGoProのアプリ任せである。
最近知ったことなのだけれど、アクションカメラ界の中ではGoProは既に覇権を失っているらしい。十年一昔とはよくいったもので、時代は変わるものだ。10年ほど前に発売されたオリンパスのTG-trackerは非常に良いアクションカメラだったけれど、GoProに太刀打ち出来なかったというのに。
最後. 実際の体験に勝るものなし
とはいっても、動画にしろ、画像にしろ、たとえプロが撮ったものであっても、実際に体験するダイビングには到底かなわない。水族館でみる魚と、海でみる魚の色は違うし、そもそも海に潜るという行為自体がとても楽しい。自然の中で心が解放されることもあれば、実は色々な音が聞こえる海の中でのほうが自分の世界に入り込めてしまうこともあるのが、ダイビングの面白いところだと思う。
もちろん、恐怖を覚えることもありはするが、命かま危険にさらされる場所に行くことなんて、それこそトカラくらい難しいところでしかないので、福岡ではなくても沖縄でいいから多くの人が体験してくれたらと思う。
2025年8月14日